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こちらも30Rと同時期に製造されたRustic Briar。39Rは後年"Moorgate"というTown Nameを付けられることになるPotシェイプであるが、後年の"Moorgate"とは形状に微妙な差異がある。
やはり初期のRustic Briarらしく、やや粗いカービングが特徴的である。トップは珍しくスムースリムである。
後年のMoorgateシェイプの特徴である、ロングシャンク、チャンファード・リム、大型のボウルといったフィーチャーはこの20年代の39Rではまだ見られない。かなりコンサバティブなシェイプエクスキュージョンである。
初期のSasieniのラスティケーションの特徴が凝縮されたブライヤー・テクスチャ。彫りは幅が広く深い。
アルミ製フィットメントはこのパイプには付属していない。テノンは無段テノン。ビットはこの時期に典型的なもの。
Four Dotのインレイの色はやや薄いペールグリーン。Sasieniのドットカラーの違いの意味には諸説あるが、同時期のものでも色味に顕著な違いがあることもあるので、(使用したロッドに複数の供給元があったなどして)単純に色味の統一がなされていなかったと考えるのが自然だと思う。MADE IN ENGLANDの刻印は限られたスタンプエリアしかもたないパイプによく見られるストレートのもの。
shape 30 : billiard
stem: handcut vulcanite
junction: normal
color: plum rustic
ornament:none
length:138mm
height: 38mm
chamber dia: 21mm
chamber depth: 30mm
weight: 39g
nomenclature:
Saisieni(fishtail script)
LONDON MADE
PAT. No 150221/20
MADE IN ENGLAND (straight stamp)
39R
blue Four-Dot inlaid logo aligned in diamond shape on near sides of the stem
note:
・トップにノック跡多数