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詳細なモデル・グレードインフォメーションはこちら。datingガイドはこちらを参照のこと。
1904年、当時黎明期にあったスポーツドライビングのための様々なグッズを製作していた、Dunhill Mortoritiesの若き経営者アルフレッド・ダンヒルは、顧客のモータードライバー達の要望で、ドライブ中にも喫煙できる画期的な「Windshield Pipe」の製作を開始する。これを皮切りにアルフレッドはパイプ製作に力を入れ始め、他の彼の作り出した様々な製品と同様に、目を見張るばかりの先進性とアイデアを喫煙用パイプというジャンルにも注ぎこむこととなった。後発の新興メーカーとしては驚くべきことに、アルフレッドは卓越したビジネスセンスと製品プロデュース能力、そして斬新なビジネスモデルとマーケティングを組み合せ、並み居るプレミアム・パイプメーカーを抑えて一躍英国パイプ業界のトップに踊り出ることとなった。爾来1910年の販売開始より約100年間もの永きに渡って、Alfred Dunhillの名とその伝統はイノベーションとハイクオリティの代名詞として世界に君臨し続けている。
世界で最もよく知られ、そしてパイプコレクション界においても最も人気が高いパイプブランドがAlfred Dunhillである。マウスピースにインレイされた象牙色のホワイト・スポットは、非のうちどころのないクオリティの証としてロンドン、いや世界中のパイプスモーカーに親しまれてきた。
1968年以前のAlfred Dunhillのスムースグレードは工芸品的にまで高められたクラフトマンシップの結晶とも言えるパイプである。また逆にサンドブラストグレードは荒々しいまでにキャラクターに満ち、この静と動、自然と反自然といったコントラストが多くの人々を魅了している。喫煙具としての能力としては、有名なオイル・キュアリングを含むイノベイティブなブライヤー・キュアリングで素晴らしいドライネスと、煙草の味を素直で豊かに演出するスモーキングクオリティを実現している。Dunhillの魅力的なフィーチャーについてはとてもここで語り尽くすことは不可能なので、当サイト内の各パイプの説明や、リンクにあるダンヒル・エンスージアストのサイト等を参照していただきたい。
Dunhillコレクター、エンスージアストの間では、Dunhillの黄金期はPatent era(〜1954年まで)、長く見積もっても1970年近辺まで、というのが定説となっている。1970年という年が何故出てきたのかについては、 br> ・Dunhillの卓越したスモーキング・クオリティの源であったオイル・キュアリングが廃止 br> ・フィニッシュ別に産地で使い分けられていたブライヤーの、グレシアン・ブライヤーへの一本化 br> ・フィニッシュカラーの変更 br> ・古いシェイプナンバーの見直し br> などの変更が続けざまに行なわれ、結果としてそれ以降のDunhillの質は以前のものに及ばない、とされているからである。当Ye Olde Briarsでも、主に1970年以前のOld Dunhill、1954年以前のPatent Dunhillにスポットを当てていく。
幸い、Dunhillはイヤー・コードと呼ばれる刻印によって、ほとんどの個体(1922年以前を除く)が年単位での製作年の特定が可能になっている。詳しくは別項のDating Guideを参照されたい。
Bruyere
Shellbriar
Root Briar
Tanshell
Dunhill Bruyère 49c Horn“INNER TUBE” Patent (1919)
Dunhill Bruyère 34 Billiard “INNER TUBE” Patent (Nov.1920-1921)
Dunhill Bruyère 53 Bent “INNER TUBE” Patent (1918)
Dunhill Bruyère 341D Author “INNER TUBE” Patent (1926)
Dunhill Bruyère 130 Dublin “INNER TUBE” Patent (1927)
Dunhill Root Briar 320 "Opera Pipe" Patent (1933)
Dunhill Shellbriar R/7 Pot-billiard Patent (1933)
Dunhill Bruyère 107 apple (193?)
Dunhill's Shell Briar LB/7 Large Billiard Double Patent(1930)
Dunhill's Shell Briar O Squat-bulldog Double Patent(1930)
Dunhill Shellbriar 480/27 Cherrywood Patent (1941)
Dunhill Bruyere #O Patent (1948)
Dunhill Root Briar #48 Patent (1949)
Dunhill group4 Tanshell #PO Patent (1953)
Dunhill Shellbriar K F/T Group 4 Apple (1961)
Dunhill Root Briar CK Author (1962)
Dunhill Shellbriar CK Bullmoose (1965?)
Dunhill Shellbriar 127 Group 4 Stout billiard (1967)
Dunhill Bruyère 831 bent sitter (1967)
Dunhill Shellbriar 56 F/T Group 4 bent billiard (1960)
Dunhill Bruyère CK F/T Author (1971)