Sasieni

Nomenclature guide: Family Era

このガイドは、Stephen P. Smith氏のDating guide、Connecting the Dots: A Concise History of the Sasieni Pipeを元に作成されていますが、例外も多く存在しますし、年代は推定の粋を出ません。そのあたりをご理解の上ご利用ください。

TIER 1

1920年代〜1926年 (One Dot、Four Dot)

TIER1

Sasieni 筆記体、フィッシュテイルロゴ

LONDON MADE ブロック体、大文字、ヒゲ無し書体

Pat No.150221/20 or Pat No.1513428

シェイプナンバー ブロック体

ライトブルーのインレイドステムロゴ

 

note:

1922年、Sasieniのパイプは140種類のシェイプ、三種類のフィニッシュで提供されていた。パイプに刻印はされないが、記録に残っているフィニッシュ名はそれぞれ"Bruyere""Natural""Rustic"。後年のシェイプ名ではなく、シェイプナンバーが刻印される。シェイプナンバーの体系は後年(1930年代以降のものとは決定的に異なる。

 

TIER 2

1927〜1945年 (Four Dot、Eight Dot、ヨーロッパ向けOne Dot)

TIER2

Sasieni 筆記体、フィッシュテイルロゴ

LONDON MADE ブロック体、大文字、ヒゲ無し書体

Pat No.150221/20 or Pat No.1513428

MADE IN ENGLANDフットボールシェイプ

"シェイプ名" ブロック体、大文字、ヒゲ無し書体

ライトブルーのインレイドステムロゴ(小)

 

note:

英国の地名に基づいたシェイプ名の使用開始、P.O.Sスタンプの導入

 

シェイプ名はスムース、フラットボトム、ラスティックで異なるシステム。新シェイプナンバー体系の導入。

 

TIER 3a

1946年? (Four Dot)

TIER3

Sasieni 筆記体、アップライト書体

FOUR DOT ブロック体、大文字、ヒゲ無し書体

LONDON MADE ブロック体、大文字、ヒゲ無し書体

Pat No.150221/20

MADE IN ENGLANDフットボールシェイプ

"シェイプ名" ブロック体、大文字、ヒゲ無し書体

アルフレッド時代の新Sasieniロゴの導入、ライトブルーのインレイドステムロゴ(小)

 

note:

"FOUR DOT"のグレード名の導入開始、Pat No.1513428 廃止

 

スムース、フラットボトム、ラスティックで異なるシェイプ名のシステムは廃止され、以前ラスティックで使用されていたシェイプ名は順次新シェイプへとアサインされていく。

 

TIER 3b

1947年? (Four Dot)

TIER3a

Sasieni 筆記体、アップライト書体

FOUR DOT ブロック体、大文字、ヒゲ無し書体

LONDON MADE ブロック体、大文字、ヒゲ無し書体

Pat No.150221/20

MADE IN ENGLANDフットボールシェイプ

"シェイプ名" ブロック体、大文字、ヒゲ無し書体

白に近いペパーミントグリーンのFour-Dotステムロゴ(小)

 

note:

戦後の物資不足によりステムロゴの色が変化

 

TIER 4

1947年?〜1950年? (Four Dot)

TIER4

Sasieni 筆記体、アップライト書体

FOUR DOT フィニッシュ名 ブロック体、大文字、ヒゲ無し書体

LONDON MADE ブロック体、大文字、ヒゲ無し書体

Pat No.150221/20

MADE IN ENGLANDフットボールシェイプ

"シェイプ名" ブロック体、大文字、ヒゲ無し書体

ライトブルーのインレイドステムロゴ(小)

 

note:

"NATURAL" "WALLNUT" "RUSTIC"等のフィニッシュ名の導入開始

 

TIER 5

1950年?〜1979年? (Four Dot、Two Dot(※1))

TIER5

Sasieni 筆記体、アップライト書体

FOUR DOT フィニッシュ名 ブロック体、大文字、ヒゲ無し書体

LONDON MADE ブロック体、大文字、ヒゲ無し書体

MADE IN ENGLANDフットボールシェイプ(※2)

"シェイプ名" ブロック体、大文字、ヒゲ無し書体

ライトブルーのインレイドステムロゴ(中)

 

note:

Pat No.150221/20 廃止 ステムロゴがほんの少しだけ大型化する

 

 

 

 

(※1)TWO DOTが導入されるのは1960年代に入ってから

(※2)ストレートのMADE IN ENGLANDスタンプも散見される