Sasieni Old England #788 Author (pre-war?)

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着々と充実しつつあるAshfordコレクションのうちの一本。これはセカンドブランドOld Englandのスムースフィニッシュの#788。シェイプナンバーの前につく1桁はライン・プレフィックスで、7番はOld Englandを示す。非常にマッシブなシェイプエクスキュージョンで、ヘビーで鋭角にベンドされたステムは戦前のSasieniに特有なスタイル。リムの形状もEight Dotのものに近く、戦後のシェイプアップされた#88とはだいぶ趣が異なるため、戦前の製品ではないかと推測する。ボウルファーサイドに二個のかなり大きなパテ埋めの跡があるのがセカンドブランド・クオリティであるが、それにしても堂々たる体躯を誇る素晴らしく美しいシェイプである。

Sasieni #88 shape excution:↑

Four Dotラインでは"Ashford"と呼ばれるシェイプ#88。戦前のSasieni特有な鋭くベントしたステムが、独特のダンディな風貌をこのパイプに齎している。丸みの強いファットなボウルターニング、そしてウルトラヘビーなシャンクも非常に迫力がある。ステムはモールド品らしく、ビットが分厚く咥えにくいのが難点。

 

Sasieni Old England Smooth Briar Texture:↑

オリジナルのフィニッシュはおそらくプラムカラーである。上の写真は二個の大きな埋めがわかるショット。グレインは大した物ではないが、非常に風格の有る味わい。今回の写真はカルナバワックスをハンドフィニッシュして撮影した。

 

Old England "Old style" Stinger:↑

後年のOld Englandラインは単純な筒状のアルミチューブを備えることになるが、この時代のものは写真のような変わった螺旋状スティンガーが付属していた。効果のほどはあまりよくわからないが、パイプとしてのスモーキングクオリティはSasieniらしく超一流である。