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初期型に属するGuildhallの、フォワードキャントされたボウルとオーバルシャンクを持つBelge。この当時は後年GuildhallのトレードマークであるRusset Goldカラーも、3-bar inlaid logoもまだ見られない。同時期の初期型Everymanが非常にクオリティが高いのに比べ、この時代のGuildhallはいかにもセカンドブランド然としたパイプである。
優美なComoy'sのBelge、シェイプ#203。僅かにフォワードキャントされたボウルと、フラットなオーバルシャンクがエレガントさを強調しているシェイプである。
ボウルにはかなり目立つ大きなパテ埋め跡が散見される。オリジナルのステインはプラムカラーだと思われるが、同時期のComoy'sの美しい染色技術は見られず、平板でやや面白みに乏しいステイン。後年のGuildhallのGolden Contrast(Russet Gold)カラーが素晴らしいだけに、やや意外にも思えるクオリティである。
ステムのテノンには、何らかのフィットメントが付属していたと思われるが現在は取り外されている。ステム自体はモールドだと思われるが、ビットは薄く銜え心地は良い。
shape#203 oval shank belge
stem: mold vulcanite
junction: normal
color: dark plum
ornament:none
length:150mm
height: 45mm
chamber dia: 19mm
chamber depth: 40mm
weight: 30g
nomenclature:
GUILDHALL(block, san serif)
203
G in circle hot stamped on the stem
note:
・トップオフ
・インナーリムダメージ
・ハンドリングマーク少々