Comoy's Grand Slam Sandblast #332 Billiard (1950's-mid60's)

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description:

比較的珍しい、サンドブラストフィニッシュのGrand Slam。スムースクオリティに達しない個体にブラストが掛けられたのか、SandblastグレードのGrand Slam Patent System搭載バージョンなのか、それともスペシャルモデルなのかは今のところ調査中。ほぼ漆黒のステインで染められた、非常に深くクラッギーなブラストテクスチャは非常に格好良い。このパイプを見ても分かるようにComoy'sはサンドブラストに於いても実にたやすくトップ・ノッチのクオリティを証明してみせる。余談だが、Traditionにも稀にサンドブラストバージョンが存在し、こちらはDunhill Redbarkに似たレッドブラウンのステインでフィニッシュされていた。

シェイプ332番の、ヘビーシャンクで男性的なシルエットのビリヤード。比較的大型のパイプである。優雅に曲線を描きながらテーパーされたステムは、終端にやはりトップレベルの快適性を備えたビットとリップを持つ。

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Grand Slam Patent System:↑

アルミニウム・フィットメント。シャンク下に刻印される*7などの番号は、フィットメント先端に装着される皮革製ワッシャーのサイズ。購入時にスペアが5個ほど付属してくるが、当時この番号を小売店に伝えれば適切なサイズのワッシャーを注文できるしくみとなっていた。

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Comoy's Sandblast texture:↑

非常に深く、ゴツゴツした、魅力的なサンドブラストのテクスチャのアップ。クラッギーなサンドブラストと言えばPatent時代のDunhill Shellが有名であるが、このComoy'sのブラストテクニックも超一級であると言って差し支えないだろう。

 

 

shape#332:billiard
stem: handcut vulcanite
junction: normal
color: black sandblast
ornament:none
length:152mm
height: 47mm
chamber dia: 21mm
chamber depth: 39mm
weight: 38g

nomenclature:
Comoy's (in upper case, san serif)
GRAND SLAM
SANDBLAST
MADE IN LONDON
ENGLAND
332
*7
3-piece inlaid C logo on the stem

note:
・ベストコンディション